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クリニカル移植コーディネーターの会の設立

 

かつて、造血細胞移植医療における移植のコーディネーターはわずか数名程度しか存在せず、職種としてもまだまだ発展途上な職種であり、当時は移植コーディネーターそれぞれが抱える悩みや、コーディネートなどに関する相談ができる相手や環境がほとんどありませんでした。

 

そのため移植コーディネーター同士で交流を図りながら、情報交換や移植コーディネーターの活動のあり方を模索できるように2005年に移植コーディネーター間でのネットワークを発足させました。

その翌年には学会で“造血細胞クリニカル移植コーディネーターが抱える問題と現状”をテーマに発表をおこなうなど、対外的な活動も試みるようになり、移植コーディネーターの必要性、施設への移植コーディネーター導入をアピールすることに力を入れていくようになりました。

そして2009年2月、CTCのさらなる普及・発展を目的に、同ネットワークを礎としたCTC(Clinical Transplant Coordinator)の会を立ち上げ、さらに翌年の2010年4月からは、幅広い視点で意見交換や検討をおこないながら活動できるよう、CTC以外の職種の方にも会員となっていただくようになりました。

その後、本格的に日本造血細胞移植学会(JSHCT)を巻き込み、コーディネーターが公的に認められるような活動がはじまりました。

  ~  活動報告  ~

【総会】

クリニカル移植コーディネーターの会(旧:CTCの会)の総会を年1回開催

 2012年度までは日本造血細胞移植学会総会期間中に開催

 2013年度以降は勉強会と併催

 

【勉強会】

第1回 2011年10月29日 京都大学医学部附属病院

 HCTCの導入施設は増加傾向にあるが、各施設1-2名のHCTCは悩みを解決できる場所が少なく、

 情報交換や親睦を図ることを目的に開催。

 対象は経験の浅いHCTC及びこれから活動を始める予定のものとした

・すでに活動をされているHCTCの活動紹介

 (倉敷中央病院 遠藤様・信州大学病院 深沢様・国立がん研究センター 山崎裕介様)

・参加者の自己紹介・CTCの抱える苦悩について情報交換(事前に実施のアンケートをもとに)

・「意思決定に揺らぐ患者への介入についてグループワーク

 

第2回 2012年10月20日 京都大学医学部附属病院

・ハプロ移植のコーディネート~兵庫医大での実際~

・血縁ドナーから学びあおう!倫理と家族支援(前)

 

第3回 2013年11月23日 国立がん研究センター中央病院

・血縁ドナーから学びあおう!倫理と家族支援(後)

・意見交換会

 

第4回 2014年11月29日 名古屋第一赤十字病院

・インテーク面接~「ソリューション・フォーカスト・アプローチ」

を用いた面接技術

第5回 2017年1月28日 HLA研究所

・HLA研究所検査室の見学、HLAの基礎(HLA研究所 小島先生)

 

第6回 2017年11月2日 日本骨髄バンク

・骨髄バンクの概要および骨髄バンク事業に関わる関係者と役割

・ドナー登録と広報活動

・ドネーコーディネート

・患者コーディネート

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